こむら返り チョイス@

足トラブル

チョイス@病気になったとき「こむら返り」より

「こむら」とは、今でいうふくらはぎ。ふくらはぎの筋肉=腓腹筋の腓をこむらと読むそうです。
筋肉と脊髄の信号のやりとりがうまくいかないときにおこります。
筋肉の伸び縮みは筋肉と脊髄とのやりとりで調整しています。この信号がうまく伝わらないと筋肉が縮み続けてこむら返りがおきます。
その信号の乱れには様々な原因があるようです。

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重大な病気のサインも

こむら返りが別の病気につながっているなど、考えたこともありませんよね。
こむら返りやその他の症状をもとに相応の検査をおこなうと、様々な病気が見つかっています。

抹消動脈疾患 PADの症状

・足のしびれ・冷え・足が青白くなる
・頻繁にこむら返りがおこる
・少しの距離で足が痛む(おしり、太腿、ふくらはぎ)=間歇性跛行(かんけつせいはこう)
・安静時でも足が痛む
・足指の傷が治りにくい、潰瘍、壊死

抹消動脈疾患とは

足の動脈が狭くなったり詰まったりして、血液が流れにくくなる病気です。原因の多くは動脈硬化によって腹部大動脈から下肢動脈が詰まります。
全身の動脈硬化の状態を定期的に検査する必要があります。

こむら返りと他症状が合わせて感じられたら血管外来、循環器科を受診することをおおすすめします。ABI検査(血管のつまりなどを調べる検査)を調べます。

治療
第一に動脈硬化を引き起こす要因となる喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病などの治療を行い、動脈硬化の治療を優先します。
そのうえで、必要に応じて運動療法や薬物療法、カテーテル治療(バルーン拡張/ステント留置)、バイパス手術(詰まった部位を迂回して血液を流す手術)などを加療します。

甲状腺機能低下症の症状

・寝汗をかく
・足がだるい(動く気ふょう力がなくなってしまうほど)
・こむら返りが頻発
・疲れやすい(無気力)
・寒がり
・太る、むくむ
・便秘
・脱毛
・月経異常

甲状腺機能低下症

血液中の甲状腺ホルモンが不足した状態をいいます。甲状腺ホルモンは代謝を調節するホルモンですので、不足すると次のような様々な症状があらわれます。
治療は不足している甲状腺ホルモンを補うために甲状腺ホルモン薬で補います。
こむら返りをはじめとする体の不調が改善するそうです。

簡単な血液検査でホルモンバランスが測定でき、治療も確立されているので気になる症状がある場合は総合病院、内科を受診しましょう。

治療
不足している甲状腺ホルモンを補うために甲状腺ホルモン薬で補います。
こむら返りをはじめとする体の不調が改善するそうです。

こむら返りをおこる病気いろいろ

他にも様々な病気によってこむら返りがおこることがあります。
糖尿病
脊柱管狭窄症
椎間板ヘルニア
パーキンソン病
腎機能障害(ミネラルバランス異常)
肝機能障害(ミネラルバランス異常)など

どの課を受診しようか悩む場合は、総合診療科を受診しましょう

こむら返りで病院を受診する目安

こむら返りの頻度 こむら返りの時間 他症状の有無
様子を見る たまにおこる 5~10分でおさまる なし
受診しましょう 頻繁、頻度が上がってきた 長く続く あり

下段のように、こむら返りの頻度が頻繁であったり、頻度が急に増してきた。こむら返りの時間が長い、こむら返り以外の症状があるといった場合は、病気の可能性があります。総合診療科やかかりつけ医に相談しましょう。

 

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こむら返りがおこったとき

突然夜中に襲ってくる痛み。寝ているときに多いことから、とっさの対応が悩ましいこむら返り。
とっさのこむら返りに対応する方法をご紹介します。

漢方でこむら返りに対処する

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)とうい漢方薬が痛み止めに使われる。
予防に服用することも。
副作用:過剰摂取で高血圧・低カリウム血症
用法用量を守って服用する。
それでも改善しないときは、すみやかに医療機関を受診すること!

痛みに直接対処する

とっさのこむら返り、あなたはいつもどのように対処していますか?

1.ひざをたてて足をもみほぐす
2.足を延ばしてつま先を手前にひっぱる。
3.なにもしないで我慢する。

正解は【2】

息は止めずに、ゆるやかに吐き出しながら

息をこらえると筋肉は縮むため、こむら返りがおこったときは息を細く長く吐き出す。
安定したもの(壁など)に手を添えると、痛みを分散できる
タオルなどがあれば、足にタオルをかけて、つま先と手前に引き寄せやすい

《むら返りがおこりそうな予兆をとらえたとき》
フーッと息を吐いてかかとを押し出す

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こむら返り予防ストレッチ

腓腹筋・ヒラメ筋伸ばし

アキレス腱伸ばしの要領。
引いた足のつま先はまっすぐにする。
息は吐きながら反動をつけずに行う。
片足15秒から20秒を目安にゆっくりふくらはぎを伸ばすことを心掛けましょう。

つま先立ちストレッチ

ふくらはぎの筋肉を効率よ伸び縮みさせることで、しなやかな筋肉を維持します。

1.体をまっすぐに膝を延ばした状態で立ちます。
2.足は肩幅に広げる(足の親指から小指均等に力をかける)
3.つま先立ちでカウント1・2でのびあがり、3・4で降りる。
10回を1セット 朝晩2回繰り返す

どちらも場所を選ばず、簡単に行えるストレッチです。こむら返り予防だけではなく、下肢バランスを維持するために大変重要なストレッチになりますので、正しい方法で毎日実践することをお勧めします!

 

こむら返りを引き起こす意外な原因とは?

  • 持病で飲んでいたお薬がこむら返りを起こす原因があることも
    医師に相談の上
    ・服用をやめる
    ・薬を変更する
    ・服用と痛みの対処を行う
    などの指示をあおぐ。

病気ではなく、こむら返りがおこる原因

  1. ミネラル異常
    ミネラルとは、血液や細胞内にある物質、神経のやり取りや神経の伸び縮みに関係がある
    こむら返りと特に関係がある物質はカリウム・マグネシウム・カルシウム
    バナナ緑黄色野菜から
    偏食・多量飲酒で栄養不足の人
  2. 脱水
  3. 過度の運動
    普段よりたくさん体を動かしたとき、疲れから誤作動がおこりこむら返りにつながる
    ふくらはぎ以外にも足の指がつったりする
  4. 加齢
    筋肉が固くなり縮むので、少しの運動や誤作動で筋肉が過剰反応する。
    また、加齢で筋肉量が少なくなり疲労がおこりやすい。
  5. 妊娠中
    脱水・マグネシウム不足・甲状腺ホルモンのバランスの乱れ
  6. 就寝中寝ている状態はふくらはぎが縮んでいる状態。(こむら返りがおこりやすい)
    ・就寝中の水分不足
    ・日中の筋肉疲労
    など、が重なっておこる

 

こむら返り チョイス@まとめ

今回は特に、たかだかこむら返りも思わぬ病気のサインが隠されていたということがわかりました。
特に抹消動脈疾患などこむら返りとは無縁だと思われていたような血管に疾患があることは驚きでした。足には内臓のような臓器がないため、トラブルの元凶は筋肉、関節、血管、骨など限定されているようにも思えますが、甲状腺疾患などの症状が現れることも気に留めておきたいものです。

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