水虫・タムシ

足トラブル

よく耳にするけど、実は知らない『タムシ』。そして『水虫』を徹底攻略してみましょう。
そもそも、タムシ・水虫の正体は?

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水虫・タムシ

皮膚糸状菌・白癬菌

水虫は、ご存じの方も多いかと思います。虫というけど、虫じゃない「皮膚糸状菌(白癬菌)」という真菌(カビ)によって生ずる感染症です。
白癬菌はケラチンという蛋白を栄養源に生きているカビなので、ケラチンが多く存在する『皮膚の表面』に病変を作ります。ケラチン角層が変化したものが、毛や爪なので、毛や爪に白癬菌が感染することもあります。
『水虫』『タムシ』などと呼ばれますが、実はこの皮膚糸状菌の感染症が発生する場所に応じて呼び名が違うのです。

足に生ずる白癬が、足白癬と名付けられていますがこれが俗にいうところの『水虫』というわけです。

股にできるのは股部白癬という名前で、俗にいう『インキンタムシ』です。

髪の毛に白癬菌が感染したものは頭部白癬で、『シラクモ』と呼ばれています。

また爪に感染したものは『爪白癬』、手に感染したものは『手白癬』と言われます。

また股以外の体に生じた白癬は体部白癬と呼ばれ、『ゼニタムシ』とも言われます。

水虫罹患率

新規の皮膚科を受診する患者の12%が皮膚にカビが感染しているという報告があります。

そのうち88%が足白癬でその後に爪と続きます。

水虫の季節って?

汗をかき始め、外気も高温多湿になりはじめる5月ごろには、5人に1人が足白癬があり、8月のピークに向けてその罹患率は増加していく傾向にあるそうです。

一方で爪白癬は季節の変動が少なく、1年を通して10人に1人ほどの割合で罹患しているようです。

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水虫・診断

白癬菌は皮膚の表面に存在する角層や毛、爪に寄生するので、白癬菌が寄生している部位をメスやハサミでとって、顕微鏡で観察します。

かゆみや皮膚の症状があるときには、皮膚科を受診すると簡単に受けられる検査です。

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水虫・症状

季節型 非季節型
●足の裏に小さな水膨れができて、水膨れが破れると皮が剥ける小水疱型(汗疱型)
●足の指と指の間の皮が剥けたり、白くふやけたりする趾間型
●ヒビ、アカギレのように足の裏全体が硬くなる角質増殖型
気温が上がり、暖かくなると発症。涼しくなると症状がなくなる。 症状に変化は少ないけれど、冬にひび割れが悪化して痛みがでることもある。

足に水疱ができ、痒みもあることから足白癬(水虫)だと勘違いして、市販の水虫薬を使い続けていた人が実は水虫でなく間違った薬を使い続けることで皮膚症状を悪化させた例もあります。
簡単に検査ができて、罹患率がこれほど高い水虫は女性にとっても恥ずかしいことではありません。皮膚科を受診して白癬の有無を検査することをオススメします。

水虫は男性の勲章?

水虫と言えば、成人男性の方が罹患率が高いことは知られています。意外にも、実際皮膚科を受診するのは、細やかに病変に反応する女性の方が圧倒的に多いそうです。

そもそも、成人男性に水虫が多い理由は性別ではないそうです。しいて言えば、男性の方が汗をかきやすい傾向にあるのが一因かもしれません。

成人男性は、仕事で1日のうち靴を履いて過ごす時間が長いからというのが主な理由だそうです。普段、家で裸足や靴下だけで過ごす子供や主婦というのは比較的水虫になりにくいことになります。

女性でも同様の状況下だったら同じように水虫の罹患率があがるということです。

水虫の治療法

角質増殖型(毛髪・爪・角化) 体部白癬・股部白癬 足白癬
飲み薬・レーザー治療 塗り薬(抗真菌薬) 塗り薬(抗真菌薬)
6か月以上 2週間ほど 4週間以上
他の服用薬との相性
肝機能数値
2か月毎に血液検査が必要
皮膚症状のあるところ以外にも広く塗布する

引用:日本皮膚科学会

水虫感染ルート

サウナ、温泉、銭湯、足白癬患者のいる家庭の足ふきマットには必ず白癬菌がいます

実はコレ、それほど屈強な感染ルートではありません。水虫菌は、感染力が弱く、足に付着しただけでは簡単に皮膚の中に入りこめないそうです。
ですから一日一回、銭湯のバスマットを踏む程度では、なかなか感染しないのです。

それでは、どこで感染する?

白癬菌かゆい人は20人から30人に1人。
つまり自覚症状がなく、白癬菌に感染しているのにも関わらず毎日白癬菌の欠片を家じゅうばらまくのは、なにを隠そうあなたの家族かもしれません!
この隠れ感染者が家庭内で毎日白癬菌をばらまき続け、家族を白癬菌感染へと広げているのです。

もっとも感染予防として重点をおくのはご家庭ということになります。

水虫菌(白癬菌)を家から追放! 感染予防法

感染者の配慮
・スリッパを履いて、白癬菌を床にバラマキストップ!
⇒感染源が特定されていないときは、それぞれが各々のスリッパを履く

非感染者の対策
・スリッパを履いて、白癬菌をもらわない(ストッキング・ソックスでは防げません)
・足はできるだけ乾燥した状態を保ちましょう(足に付着した白癬菌は乾燥で剥がれ落ちます)
・1日の終わりには必ず足を優しく丁寧に洗うことで予防します
⇒付着した白癬菌が浸透するまでには最短で12時間かかるといわれている


掃除機
白癬菌は剥がれ落ちたヒフの欠片に付いています。その欠片を掃除機で吸い取っていれば感染しません。
フローリングの床では、拭き掃除も有効です。

洗濯
バスマットは洗濯しやすいバスタオルなどを使用。毎日洗濯できます。白癬菌は洗剤に弱いため洗濯機内で他の衣類に感染することはないといわれています。
気になる場合は別途洗濯する。

水虫に感染してしまった人へ

水虫期間を快適に過ごすアイテム

・5本指ソックス
足の指の間・・・それは常に高温多湿で常に肌と肌、肌と汗が密着する場所です。
この環境そのものが白癬菌の大好物。
そこでその汗を吸収して肌同士の接触を防いでくれるのが5本指ソックスです。
・サンダル
通勤に使用する靴や革や合皮のスニーカーでは湿度がこもりがちです。デスクワークや授業中などはサンダルに履き替えて通気性をよくすることで治療の効果をあげることができます。

医薬品の進歩で水虫は場所により治療期間はマチマチですが、完全に治る感染症となりました。
まずは、医療機関でしっかりと自分の水虫を見極めること。
治ったと思っても角層まで達した白癬菌はまだ潜んでいます。再発を防ぐためにも最後までキチンと治すことに努めてください。